料理の準備

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料理をする際は事前に準備をしておく必要があります。この準備を怠ると、失敗のもととなります。

ある程度料理に慣れれば、調理しながら準備を行うことも出来ますが、初心者のうちは、最初にしっかりと準備をしておき、調理することをお薦めします。

何にどれくらいの時間がかかるか分かってきた際には、準備しながら調理をしたり、洗い物を途中で済ませるなども可能になります。初心者のうちは効率を考えずに、調理に集中できるようにしましょう。

具体的にどういったことをするのか紹介します。

流し台を奇麗にする

料理をすれば、洗い物が出ます。そのため、事前に洗い場を奇麗にしておきましょう。

前に食べた時に使用した食器類が洗い場にあるのであれば、それらを洗っておき、場所を空けておきましょう。

これを怠ると、どんどん洗い場に物が積み重なり、最終的には料理することも嫌になります。

必要な食材を取り出す

使用する食材はすべて取り出しましょう。後で取り出そうとしても、調理中に手が汚れてしまう可能性もあるため、冷蔵庫などを無駄に汚してしまう可能性があるからです。

必要な食材を必要な分量取り出し、切るなどの作業ができるようにしておきましょう。

お肉や卵などは事前に室温に置いておいた方が、中央の冷たさが緩和され、全体に火が通りやすくなります。

必要な調味料を用意

必要な調味料も事前に用意します。

もし、混ぜ合わせる必要があったり、分量を量っておく必要がある場合は、ある程度用意しておくことをお薦めします。

調理道具、食器を用意

調理道具と食器も取り出しておきましょう。

調理中に手が汚れる可能性もあるため、食器も先に用意しておくと、食器棚などが汚れなくてすみます。

事前に切る

切る必要があるものは、切っておきましょう。調理しながら切ろうとすると、場合によっては焦げたり、誤って手を切ってしまうなどの可能性もあります。

全て切っておき、大きなお皿などに一通り置いておくとよいでしょう。

なお、食材を置いておいた皿に調理が終わったものを置くのは止めましょう。菌の影響が出るかもしれません。

料理後の片付け

料理が終わった際には片付けを行う必要があります。調理は好きだけれども後片付けが嫌という人も多いと思います。

ですが、使ったものを片付けないと洗い場に物が溜まり、最終的には調理出来ない環境になってしまいます。

そうならないために、後片付けのことも考えて行動しましょう。

食器類は持ちすぎない

食器が多くあると、ついつい奇麗なものをどんどん使ってしまい、洗わないものが増えてしまうことがあります。このため、食器類は出来るだけ少数に絞って持つようにしましょう。

コップ、箸、スプーンなども、原則1個でかまいません。

お皿は料理にもよりますが、数を絞って持つようにしましょう。

使ったら洗い、そしてそれをまた使うようにしましょう。

まな板を洗う

まな板を洗いましょう。一番、菌が付きやすい場所です。

洗う際は、他の物を洗うより先に、きれいなスポンジで洗うとよいでしょう。他の物を洗った後だと、スポンジも汚れた状態になります。特にフライパンなどの油を使ったものを洗った後は、その傾向が強まります。

奇麗な状態のスポンジでまな板を先に洗うことをお薦めします。

食器を洗う

食器は洗剤を用いて洗いましょう。

土鍋などは洗剤をつけてはいけませんので注意が必要です。スポンジをしっかりと絞った後に土鍋を洗うとよいでしょう。

洗う時は、大きなものから洗うと、洗い場がすっきりします。

もちろん、最終的には全てを洗う必要があります。

テーブルを拭く

テーブルを布巾で拭きましょう。汚れていないと思っていても、結構なホコリがあります。また、食べた時に調味料が飛び散っている可能性もあります。

このため、必ずテーブルは拭くようにしましょう。

コンロ周りや調理台を拭く

テーブルを拭いた後、そのままコンロ周りや調理台も軽く拭きましょう。これを行うかどうかで、コンロ周りや調理台の清潔さが大きく変わってきます。一度油汚れなどがこびりつくと、拭きとるのが困難になるため、テーブルを拭いた後に、そのままコンロ周りも拭いていきましょう。この時、洗剤は不要です。

毎日洗剤で洗う必要はありません。調理していて吹きこぼれをしたような酷い汚れの時には洗剤で洗うようにしましょう。

時折、コンロの外せる部分を外し、洗剤で食器などと一緒に洗うことをお薦めします。

調理しながら一部を洗うことも可能

調理中、特に煮たりゆでたりしている間、暇な状態になることがあります。

この時に、包丁やまな板など、洗えるものを洗っておくとよいでしょう。

鍋からお湯などが吹きこぼれないように火加減だけは注意しましょう。

食べる前に少しだけ洗う

食べると食器などの洗い物が出ます。

鍋などの調理道具と合わせると、結構な洗い物になります。

そこで、食べる前に鍋やフライパンなどだけでも洗っておくのもお薦めできます。

あったかい食べ物の場合はすぐに食べたいと思うかもしれませんが、このちょっとだけ洗い物をしてしまうことで、食器を洗う時の苦労が少なく済みます。

特に、鍋やフライパンなどは場所を取るため、洗い場を占領してしまいがちです。鬱陶しく感じてしまうことから、先に片付けることも検討してみましょう。

サランラップや紙皿などを活用

あまりお薦めしませんが、サランラップや紙の皿を活用することで、食器などを洗う手間を省くことができます。

紙皿は使い終わったら捨てるだけです。

サランラップは、皿の上にサランラップを敷き、その上に料理を乗せ、食べ終わったらサランラップだけ捨てるという方法です。

ただ、無粋な感じもしますので、出来ればしっかりと皿を汚し、そして洗っていただけたらと思います。