料理の基本:火の扱い

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料理をする際に火を使うことが多々あるかと思います。

ですが、火が他のものに燃え広がったりすれば、家が火事になり、またそれによって自分自身もやけどなどのけがを負う可能性があります。

このため、火を使う際の主な注意点を紹介します。

注意点は次の通りです。

  • ガスコンロの周り、もしくは上に物を置かない
  • 火を使っている時は必ずそばで見ている
  • 火をかけたものにすぐに手で触らない
  • 鍋はかき混ぜる
  • 油を熱しすぎない
  • 油を多く使いすぎない
  • 換気扇を回す

それぞれについて説明していきます。

ガスコンロの周り、もしくは上に物を置かない

ガスコンロの周りに物を置くと、コンロに火をつけたときに燃え移る可能性があります。

また、料理をすぐにしないからとコンロの上に物を一時的に置いておこうと思うこともあるかと思いますが、うっかり忘れて火をつけてしまうといった問題も起こりえます。

ですので、コンロの周りには物は置かない、ということを徹底しておいた方が良いでしょう。

鍋などの調理器具も、使わないときにはコンロから移動させてしまっておきましょう。

コンロの上に置いておくと、火が付いているかどうか見てわかりにくく、もし間違えて火が付いていた場合、火事などが起こる可能性があります。

火を使っている時は必ずそばで見ている

火を使っている時は、必ずそばにいるようにしましょう。

ずっと見続ける必要はありませんが、30秒おきくらいに必ず火の具合や調理中の食材の具合を確認します。

こうすれば、焦げなどを防げ、料理としておいしくいただけるものが出来上がりますし、火をかけすぎることによる鍋などの焦げ付きなどの問題も発生しません。

もし、用事で離れることがある場合は、必ず火を消して離れましょう。

余熱でも食材に熱が通りますので、短時間、火を消す程度でしたら調理に大きな問題はありません。

火をかけたものにすぐに手で触らない

火をかけたものを手で触らないようにしましょう。

やけどをします。

また、大丈夫だろうと思って手でもって持ち運ぶなどをした際に、やっぱり途中で我慢が出来なくなり、落としたりして手や体にやけどを負う可能性もあります。

ちゃんと厚さのある布巾やキッチン用手袋を用いるなどして持ち運ぶようにしましょう。

鍋はかき混ぜる

鍋などに火をかける時は、中を時折かき混ぜながら火をかけるようにしましょう。

火があたっている部分だけが暖かくなって、場所によっては熱が伝わりにくいことが挙げられます。

また、突然鍋の中が飛び出す突沸という現象を防ぐこともできます。

ぐるぐるとかき混ぜる必要はありませんが、熱が通っているところから通っていないところの水分を移動させるような形で水分を動かしましょう。

油を熱しすぎない

油は熱しすぎると火が出ます。

このため、熱しすぎに注意しましょう。

油の種類にもよりますが、360度くらいで火が点くと言われています。

料理に必要な温度は200度くらいまでですので、どれくらいが200度かをしっかり把握し、それ以上熱くなることの内容に注意します。

油を多く使いすぎない

油を多く使うと、火が付いたときに対応が難しくなります。

適量の油を使いましょう。

なお、油を熱しすぎると火が出ますが、この場合は油の量が少ないと早くに火が出ます。

とはいえ、普段の料理ではその温度に達することもなく調理が完了しますので、油は少な目を基本とすると良いでしょう。

換気扇を回す

火を使うときは換気扇を回しましょう。

火を使うと、酸素を消費します。部屋の中の酸素が少なくなると、体調が悪くなったり、最悪の場合は酸素不足で死に至る可能性もあります。

このため、空気の入れ替えをする必要があります。

換気扇を回し、空気が出ていくようにしましょう。

また、マンションなどで家自体が密封された状態であれば、窓を開けたり、換気口を開けたりしましょう。

当然、空気だけでなく、換気扇を回せば煙や臭いなども換気扇から出ていきます。