料理の基本:包丁の扱い
料理をする際に重要な道具である包丁。
この扱い次第で、怪我をすることが十分あり得ます。
ここでは包丁の扱いで注意する点を取り上げていきます。
主な注意点は次の通りです。
- 包丁を扱うことに集中する
- 食材を抑える手は指を折り曲げておく
- 包丁は切りやすいように研ぐ
- 手を切ったら料理を止める
それぞれについて説明していきます。
包丁を扱うことに集中する
包丁を扱うときは、手元に意識を集中させましょう。
テレビなどを見ながらなど、よそ見をしながら包丁を扱うと、手を切ってしまうことがありえます。
ちゃんと、手がどこにあるのかを確認し、丁寧にゆっくりと調理作業をしましょう。
食材を抑える手は指を折り曲げておく
食材を押させる方の手は、ピンと伸ばすのではなく、折り曲げて食材を軽く抑えるようにします。
手をピンと伸ばした状態で手を切った時、最悪指先が無くなることもあり得ます。
折り曲げていると、指先が内側に隠れるため、指先を切ることが無くなります。
また、折り曲げた指に沿うように包丁を下ろすことで、包丁の位置を確認しつつ包丁作業ができます。
包丁を握る手より、食材を押させる手をしっかりと確認しましょう。
包丁は切れやすいように研ぐ
包丁は切れやすいと危ないと思うかもしれませんが、あまりにも切れない包丁も逆に危ない状況を生んでしまします。
切れにくいと、どうしても包丁に力を入れてしまいます。
その力を入れた時に、もし間違って指が下にあると、指の切断の恐れもあります。
このため、包丁は切れにくくなったら研ぎ、切りやすくしておきましょう。
手を切ったら料理を止める
包丁の扱いを注意していても、どうしても手を切ることがあるかと思います。
もし、手を切って血が出た場合は、料理を止めましょう。
手の手当てをするためでもありますし、血のついた料理を食べることによって感染症のトラブルを防ぐ意味合いもあります。
血が止まった後に包丁を改めて洗い流し、血の付いた食材があれば取り除き、再び調理をするようにしましょう。