食材、調味料の保存
食材や調味料を購入した際、どのように保存すればいいかわからないことがあるかと思います。
ここでは、保存に関する基本的な考えを紹介します。
長持ちさせるコツというよりかは、ごくごく標準的な情報を紹介していきます。
無理に長持ちさせることを考えずに食材は購入したら出来るだけ短期間で使い切るようにしましょう。
調味料も使い切れるだけの分量を買うように、出来るだけ少量サイズを中心に購入することをお薦めします。
スーパーで並んでいる通りに保存する
食材は、基本的にスーパーで並んでいるように保存するようにしましょう。
冷やして置いていないのであれば、室内に置いても問題ありません。
逆に冷蔵された状態の食材は冷蔵庫で保存します。
冷凍(氷など)された状態の物は冷凍庫に入れます。
この基本さえ押さえておけば、たいていのものの保存には困らないと思います。
ただ、冷やしておいていない野菜などであっても、あえて冷蔵庫に入れるということも検討してみてはどうでしょうか。多少なりとも長持ちします。
また、食材や調味料など、全てに言えることですが、直射日光が当たるところは不可です。出来るだけ暗い場所に置いておきましょう。
調味料の保存はラベルをチェック
調味料にはラベル(シール)が貼られていて、そこに保存方法などがしっかりと記入してあります。
たいていの物は、直射日光を避け、室温で、などといった具合です。
冷蔵で保存すべきものは冷蔵で保存しましょう。
直射日光を避け、室温で、となっているものでも、冷蔵庫で保存しても問題ない物も多々あります。
まずはラベルを読む、という癖をいつもつけるようにすることをお薦めします。
賞味期限と消費期限を確認する
賞味期限と消費期限という言葉があります。主に、調味料などに記載されている他、弁当などを購入した際にも記入されていることがあります。
賞味期限と消費期限、言葉が似ているようで分かりにくいかと思います。
ただ、言葉の意味を把握すれば、分かりやすいかと思います。
賞味期限
「賞味」とは、味を賞する、という意味です。もうちょっと分かりやすくすると、味を楽しめる、という意味になります。つまり、賞味期限とは味を楽しめる期限です。決して、それまでに食べなければいけないわけではなく、多少期限が過ぎても、味が落ちるかもしれませんが食べられることが多々あります。
ただ、あまりにも期限が過ぎると、今度は品質の劣化で味が落ちるだけでなく、食中毒などの可能性も高まるかもしれませんので、注意しましょう。
消費期限
消費期限は、「消費」という言葉の通り、使うことができる期間という意味です。この期間が過ぎると、食中毒などの問題も発生する可能性がありますので、消費期限が過ぎたら処分するようにしましょう。
袋から出したら早めに使い切る
賞味期限や消費期限が決められているものであっても、一度袋などから出して使用すると、劣化していきます。
賞味期限や消費期限はあくまで袋に入った状態でどれだけ持つか、という意味です。一度空気に触れさせてしまうと、その時からどんどんと劣化して、食中毒などの問題も発生する可能性が高まります。
このため、使い始めたら早めに使い切るようにしましょう。
切った場所から痛んでくる
食材を切ると、切断面が空気に触れ、その場所から痛んできます。
そのため、切った場所はサランラップで包み、空気に触れさせないようにしましょう。
水分が多い食材は早めに使い切る
水分が多い食材は、冷蔵庫などに入れていると水分が出てきてベチャベチャになります。
水分があると、痛みやすいため、早めに使い切るようにしましょう。
白菜、水菜、もやしなどが該当します。
冷凍保存は万能ではない
冷凍保存をすると、長く食材を保存できます。
ただ、必ずしも冷凍保存しておけば、保存し続けられるかというとそうでもありません。
冷凍状態でも劣化はしますし、冷凍方法によっても劣化を早める可能性があります。
冷凍すれば何でも長持ちすると考えず、出来るだけ適量を購入し、早めに使い切るようにしましょう。
冷凍保存する場合は出来るだけ薄めに切って、すぐに全体が凍るように工夫することも重要です。